かけ


「外の世界を見て見るのもいいだろう」
そう、お義父様にいわれたのがきっかけ。
期限は私が一応中学卒業まで。
その間は、何処に住んでも何処に行ってもいいそうだ。
ただ、恋愛さえしなければ。
その条件は、私がこの家にきてから当たり前のように守られてきたものだ。
私は、お義父様の息子と結婚するために。
その為だけに、私は存在するのだから。


行き先は、決めた。
東京。
何となく、関西から離れたかった。
そこで、浮かんだのが東京。
学校は、飛葉中。
特に意味はないけど、ただ、名前に惹かれたから。
それにどうせ行くなら公立に行ってみたかった。
今までは私立のお嬢様学校だったから。


中学卒業まで。
私は鳥籠から出ることができる。
期限付きだろうが、鎖でつながれていようが何だろうが。
それでも、ほかの世界がみられるならそれでもいいと思った。



END

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変換がない上、短い(汗

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