My dear



ハリー・ロン・ハーマイオニーは、ホグワーツに来て3年目を迎えた。
「レイブンクロー!」
大広間では毎年恒例の組分けが行われている。

マクゴナガルがまた一人、少女の名前を呼んだ。
その時にガタンッと言う大きな音が静かな大広間に響いた。
あのスネイプが椅子から急に立ち上がったのだ。
皆の視線がスネイプに集中する。
!」
先ほど呼ばれた少女の名前を呼んだ。
少女はそんなスネイプを見て、ため息を一つついた。
「あーあ、やっぱりばれちゃいましたよ。ダンブルドア校長」
舌をぺろっと出して言う。
「フォフォフォ、残念じゃったのぅ、
ダンブルドアが笑顔で返す。
「本当に残念だわ、
マクゴナガルも少女に笑いかける。
「もう一度生徒でも良かったんだけどね」
そういうと少女はローブから杖を取り出して、自分自身に魔法をかけた。
すると、少女は女性へと変わった。
「クスクス、相変わらずだね、
に近寄ったのは、闇の魔術に対する防衛術のリーマス・ルーピン。
「リーマス、久しぶり!」
はリーマスに振り返り抱きついたが、急いで側まであって来たスネイプにより引き剥がされた。
「ルーピン!我輩の妻に手を出すのは止めて頂こうか」
スネイプのその人声で生徒達は凍った。
スリザリンでさえだ。
当の本人は、気にせずにグリフィンドールのテーブルに近寄った。
「ハリーはっけーん!」
そう言ってハリーに近づいた。
「えっ、僕?」
「うわぁ、本当にジェームスとリリーにそっくりなのね」
そう言ってハリーの額の傷にそっとキスを落とす。
「え、えっと、父と母をご存じなのですか?」
いきなりの出来事に、ハリーは真っ赤になりながらも尋ねた。
「二人とは同じグリフィンドールでね、親友だったの」
は懐かしむように言った。
は本当にハリーが好きだよね」
に追いついた、リーマスとスネイプ。
「ええ、もちろんよ」
ハリーを抱きしめては言った。
「本当は私が引き取って育てたかったのよ。でも結局そうは出来なくて……」
ハリーを抱きしめる力がいっそうこもる。
「そのおかげで我輩は一度婚約を破棄されたがな」
スネイプは嫌なことを思いだしたかのようにいった。
スネイプがハリーを嫌っている原因はこれかもしれないと、大広間にいた生徒達は思った。
「あー、そろそろ良いかの?
「あっ、はーい」
ダンブルドアに言われ、正面へ戻る3人。
ハリーは赤い顔をしながらも席に座る。
「闇の魔術に対する防衛術と魔法薬学の助手を務めてもらうことになった・スネイプじゃ」
・スネイプです。ダンナはアレです」
はスネイプの方を見て言う。
「ねちっこくて嫌味かもしれないけど、探せばきっといいところがあるはずなので
あんまりいじめないように」
そう言ってぺこりとおじきした。
、我輩は聞いておらんぞそんな話!」
スネイプが叫ぶ。
「だって言ってないもん」


END

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