My dear 2




は魔法薬学と闇の魔術に対する防衛術の授業に助手として毎回ではないものの度々参加していた。
が参加しているときの魔法薬学はスリザリン以外の寮生(特にグリフィンドール)にとっては平和 そのものだった。
いつもいつも自分の寮以外には厳しいセブルスも、がいればおとなしく淡々と授業を行うからである。
というのも、すこしでも贔屓しようとしたものならばが笑顔で無言の重圧をかけるからである。
に興味を持った生徒はたくさん居た。
ハリー・ロン・ハーマイオニーの三人組も例外ではなかった。
しかし、直接会いに行きたくても機会がなかった。
授業の後は忙しそうであったし、部屋はセブルスと同室であった。
その為、三人組はおろかスリザリン生ですら近寄ることが出来なかったのだ。
しかし、3人組の思惑とは裏腹にチャンスは意外と早くやってきた。

「あれ?ハリーだ」
ルーピンの部屋のソファで思いっきりくつろいで紅茶を飲んでるは、
ドアから3人組が顔を覗かせると紅茶を置きとてとてとドアに向かい三人を出迎えた。
「えっ、先生?」
「ともかく、入って入って〜。
リーマスー、お客さん」
は3人を部屋に入れ部屋の奥に向かって叫んだ。
奥からルーピンがやってきた。
「ああ、ハリーにハーマイオニーにロンじゃないか、どうしたんだい?」
「先日でた課題を持ってきたんです」
ハーマイオニーがーそう答えた。
よく見れば三人とも量は違えど大量の羊皮紙を持っていた。
「ああ、そうだったねありがとう」
ルーピンは3人から羊皮紙を受け取る。
「さっ座って座って〜」
「えっ?」
「もしかして、何か他に用事あった?」
首をかしげて聞いてくるにハーマイオニーはいいえ!と元気よく答えてソファに座った。
もちろん両隣に黒髪と赤髪の少年を引き連れて。
「そう、良かった!一度ちゃんと話してみたかったの」
そう言うとは、杖を振って紅茶とお茶請けをどうぞと言って三人の前に出す。
三人はにお礼を言って各々紅茶とお茶請けに手を伸ばした。

「あの、僕たち先生に聞きたいことがあるんですけど」
ロンが言いにくそうに言う。
「私?」
「はい」
「んー、何かな?」
「あっ、あの。その……」
「もう、ロンったらじれったいわね!」
言いにくそうなロンに、ハーマイオニーの冷たい目線がいく。
先生、私たち凄く気になっていることがあるんです」
「気になってること?」
「「「どうしてスネイプ先生(なんか)と結婚したんですか!?」」」
見事に三人の声は、はもった。
「え……」
突然の思わぬ質問に思考がついていかない
隣のルーピンは笑ってる。
「アハハ……確かに、誰もが感じる疑問だよね。
僕もがセブルスのこと好きだって聞いたときは本当に驚いたしね」
「……あの時のみんなの反応は酷かったよね」
は少しふくれた。
「何処に惹かれたんですか?」
ハーマイオニーは身を乗り出して聞いている。
「何処がって、一目惚れ」
は紅茶を一口飲んで言った。
「「「……は?」」」
今度は三人の思考がついていけなかったらしい。
「でも、なんだかんだ言って優しいし面倒見は良いし。
不器用すぎるんだけど、そういうところも好きかな。」
にっこり笑いながらは席を立った。
「じゃあ、私はそろそろ帰るね。
迎えも来てることだし、またね」
そういうと、は扉を開けて出て行った。
固まってる三人と相変わらず笑っている一人を残して。

「盗み聞きは良くないよ?」
は扉の外で顔を赤く染めているセブルスに向かってそう言った。


END

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