グルス



「うわー、本当におかまだ」
「アヒルとハチマキは何処かなー?」
「ね、あそこじゃないかなー☆」
「「(Σ本当にいた……)」」

思わずきょろきょろ見てる、喜多くん、新渡戸くん、清純。
驚いている東方くんに室町くん。
恥ずかしいから止めなさい。
主に上3人。
思いっきり聞こえてるんだけど。
「……すいません」
南くんが赤澤くんに謝ってる。
「い、いや、気にしないでくれ」
そう言いつつも、苦笑気味な赤澤くん。
苦労してるんだろうなぁ、ここの部長も。
そして南くんも。
大変だなぁ。
私は部長職なんてやったことないからわからないけど。
顧問も顧問だし。
あれ?そう言えばあっくんが居ない。
「壇くん、あっくんは?」
「亜久津先輩なら、今日は来ないです」
「今日は来ないって、じゃあシングルスどうするの?」
今日はぎりぎりの人数しか来てないでしょう。
さんがでれば良いんですよ〜」
のほほーんと、のほほーんといつもの調子で言ったのは狸じじい。
……も、もとい伴じい。
「いや、無理でしょ」
「あちら側の方の了解が得られれば無理じゃありませんよ」
ねぇ〜、と赤澤君の方を向いてにっこりと言った。
伴じい、それ脅してない?
「って、あたしの意志は無視!?」
「はい」
……ひどいね、伴じい。
しかも、困ってるよ赤澤君。
「いいじゃありませんか、赤澤部長」
そこで、口を挟んだのはチェリーキャンディくんだった。







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