「うわー、俺すっごい楽しみ。
練習試合とかしないかな?」
「あっ、それ良いねー。
私見に行きたい」


なんて言う一言がきっかけで、何故か組まれたルドルフ対山吹の練習試合。
伴爺は反対とかしないんだろうか?
……いや、あの人のことだ、楽しんでるな。
ふと、中学時代にお世話になった恩師の顔を思い浮かべる。
にこにこ笑っててもなかなかくえない人だったりするのだが。
何はともあれやってきました、聖ルドルフ。
学校として歴史が浅いからか、やはり建物がきれい。
ミッション系の学校だからチャペルもあるし。
何時もはあまり気にして見てないけど(バイト先から見える)
中にはいると本当に排他的。
今日は一応ちゃんとした用事の元に来てるから平気だけど。

「今日はよろしく」
「んふっ、こちらこそよろしくお願いしますよ」
何時の間にやら南くんが、以前会った(見かけた?)おかまさんに話しかけてた。
部長なのかな?
「部長の赤澤だ、よろしく頼む」
んん?おかまさんの隣にいる人が挨拶してる。
彼が部長だよね?
「マネージャー兼選手の観月です」
髪の毛をくりくりと指に絡めながらも優雅に言った彼を思わず、壇くんと見比べた。
「?なんですか、さん?」
いや、何でもないですよ、壇くん。
「太一、さん」
ふと、南くんに呼ばれたので壇くんと一緒に向かう。
「うちのマネージャーの壇」
「壇太一です。よろしくです!」
「そして、今日手伝って貰う……」
「千石です。よろしくチェリーキャンディくん☆」
ちょっとだけ驚いてる、観月くんの方を向いて言った。






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